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ボクシング 日々の日記

女子アスリートの妊娠&出産③出産の痛み

ご報告です。

先日、6月12日に無事男の子を出産致しました。

すでに、多くの皆さまからお祝いのメッセージを頂いており、とても嬉しく読まして頂いています。本当にありがとうございます!!!

母子共に健康であった事に、何より安堵しました。

第一子ということで、私たちも新米パパ&ママ。日々学びながら、初めての子育てを楽しもうと思います。

さて、今回のテーマは「出産の痛み」です!

なぜかって? 私はボクサーなので、「どれくらい痛いんだろう?」という事に単純に興味があったのです。

自分で言うのもなんですが、人よりは若干痛みに慣れている自負がありました。そしてボクシングの試合中はアドレナリン全開の為、あまり痛みは感じません。(翌日がピークです)

そこで、「試合と同じ精神状態に持っていけば、痛みは和らげられるんじゃないか?」と言う、浅はかな思いつきを検証しようとしていました。笑

結果。。。

全く比べものになりませんでした。笑

6月12日の未明からお腹が痛くてほとんど寝れず、朝8時頃には10分間隔の痛みになっていました。

それでも痛みの合間は何ともなく、10分毎に朝食を作って食べて、痛くなったら横になってを繰り返していました。

この時点で定期的な痛みだったので、「これが陣痛だろう」とは思いましたが、まだまだ笑う余裕も話す余裕もあり。内心…「これくらいなら大丈夫」となめておりました。

痛みが5分間隔になった時点で病院に向かいましたが、着いてみると「子宮口の開きはまだ1センチ。本陣痛か前駆陣痛かまだ分からない」と言われ、一度帰宅する事に。この時すでに、さっきまでとは違う、笑えないくらいの痛みが時々襲っていました。

帰宅後、お風呂とおやつ、横になって2時間ほど過ごしましたが、痛みは増すばかり。(でもまだ我慢は出来ます!)これはもう本陣痛だろうと思って再度病院に向かいました。…この時の様子が旦那さんのSNSで公開されていることを後で知りました。笑 「ボクシングの100倍痛い」って言ってたけど…これ、まだまだ序の口やった!!

病院に着くと、大分お産が進んでいる事が分かり、子宮口は5センチ。あーやっと産めるのか。っほ。と思ったら、「この調子なら深夜くらいかな?」と言われました。まだ午後の4時。そうか。うん、初産やしな。

この時が、ちゃんと心と体を制御出来ていた最後の時間やったと思います。

この後、陣痛室に移動して子宮口が全開10センチになるのを待つ事になります。私個人的には、ここの時間がかなり大変でした!

波が来るたびに激痛なんですけどね。一緒にものすごい便意を感じるんです。笑 でもそれは赤ちゃんなんだって。(もしかしたら本当にウン◯かも)

すっごくすっごくいきみたいけど、まだ出口が狭いから我慢しなくちゃいけなくって、痛いけど力まないで力を抜くのが難しい。どうしてもいきんじゃう時間が増えてきて、「ごめんなさい!」「出るー!」「痛いー!」と連呼してました。笑

いやもうね、コレ、本当に深夜まで続くの?!って、気が遠くなりました。アドレナリンがどうとか、そんな事考える余裕は吹っ飛んでおって、いつまで続くのー?って思ってました。

そうこうしているうちに、「次いきんでみたら全破水するかも!」と言われてやってみたら見事に破水、あっという間に全開。分娩室に移動する事に。

「歩けますか?」と聞かれて「ちょっと無理です」って答えたら、頑張って歩いて下さいと言われました。

分娩台に上がってからは、やっぱりすごく痛いですが、「もういきんでいいよ」と言われてすごく嬉しかったのを覚えています。波が来るたびに叫び倒していましたし、生まれる瞬間になんか裂けたような感じも分かりましたが、全てを超える感激がありました。

終わってみれば6時31分出産。かなりのスピード安産でした。親孝行の息子に感謝。

そして、世の中のお母さん達はなんて凄いんだろうと思いました。

と言う訳で、検証結果。出産はボクシングの100倍。そのまた100倍痛かったです。(あくまで個人の感想です!)

しかしまあ、本気で「痛いー!!!」と叫び倒したのは、人生初の出来事でした。

無事、家族3人になる事が出来ました。これからまた沢山の方のお世話になるかと思いますが、ご指導お願い致します!

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