世界王者になりました!
5月30日、吉田実代選手に勝利し、第8代WBO女子世界スーパーフライ級チャンピオンになりました!
デビューから11年。ここまで本当に長かったです。
女子の名門のフュチュールジムには、4人の世界チャンピオンの先輩たちがいました。ベルトを途絶えさせたくないという気持ちもあったし、シーサーとは「並んで調印式に出よう!」と約束していました。
そのチャンスも貰っていたけれど、勝てなかった。今まで何度も悔しい思いをしてきました。
そんな気持ちをそっとしまって、妊娠・出産の道を選びました。その決断が出来たおかげで、何より大切な息子を授かりました。本当に良かったです。
「出産してからリングに戻りたい」そう宣言したものの、、、
妊娠して体重は72キロまで増え、産後は初めての育児にてんやわんや。可愛い息子と過ごす時間は何より大事。育児と家事だけで毎日があっという間に過ぎていく日々を送っていたので、「もうボクサーに戻るのは無理かもしれない」と思うこともありました。
そんな時に頂いた世界戦のオファー。
これがなければ、もう一度リングに上がることは出来なかったと思います。
ブランクがありながら大きなチャンスを頂けた事に、本当に感謝したいと思います。
それでも、試合を受けると決めるまでには大きな葛藤がありました。
息子はまだ4ヶ月。ましてやコロナ禍。こんな状況で自分の夢を追いかけて良いんだろうか、、、
育児をしっかりしながら、練習なんて出来るんだろうか、、、
でも、「無理と決める前に出来ることをやってみようよ」と言ってくれた主人のおかげで、挑戦を決める事が出来ました。
そこからは、怒涛の半年間。何が大変だった?と聞かれますが、色々あり過ぎてよく分かりません!笑
でもその中でもブレなかったのは、緯泉の居る家族の生活を第一にすること。練習はその次。そのおかげで家事も育児も主人と協力して出来たし、何より息子が元気に、毎日ごきげんで過ごしてくれました。
そんな私達をサポートしてくれた方々にも、本当に感謝しています。
ボクシングの方はというと、、、産後の体はやっぱり激変してました。笑
一番心がけたのは「無理をしない事」。絶対に焦らず、「今できるベストを尽くす」という事を自分に言い聞かせました。ただ、変わってしまったフィジカルとは逆に、今まで教えて貰ってきたボクシングの感覚はちゃんと残っていると感じる事が出来ました。むしろ頭は前より冷静になっている気がして、久々のボクシングが楽しかったです。
そして、そんな私達家族の挑戦を、本当に多くの方々に応援して頂きました。
「応援だけでは負けたくない」と、私に代わって色々な情報を発信して、ツアーまで企画してくれて、チケットを頑張って売ってくれた主人のおかげです。
生まれ故郷の辰野町でも、「小澤瑶生コーナー」を作って町をあげて応援してくれました。
スポンサー協賛をして頂いた皆様、本当に感謝しています。
その一つ一つに、とても大きな力を貰いました!!本当にありがとうございました!!!!
世界チャンピオンになり、沢山の方が一緒に喜んでくれた事が何より嬉しいです。
試合後あっという間に2週間がたちました。幸せな事に、沢山の方にお祝いして頂きながら忙しく過ごしています。ありがとうございます!
6月12日。緯泉が無事1歳になりました。
とびきり濃い一年間。家族3人が元気でいられて本当によかった!
さあ、これからまた挑戦の日々!面白く、かっこいい事を目指して走り続けますので、また岸本ファミリーを応援して頂けたら嬉しいです!!!!!