①-★アップビートのカラダになると得られるもの
●音楽の聴こえ方が変わる
音楽を聴く時人は無意識にリズムを取ろうとしますが、外国人的なアップビートのリズム感覚で演奏された音楽を日本人的なダウンビートのリズム感覚のまま聴こうとすると、リズム感の違いから強烈な違和感を感じます。自分の身体感覚と鳴っている音楽のリズム感がチグハグなために、上手くカラダを動かす事が出来ず、カラダは緊張状態に陥ってしまいます。
緊張状態ではリラックスしている時と比べて音の聴こえ方自体も変化してしまいます。
リズムの感覚を揃えることでカラダ本来のリラックスした感覚で音楽を聴くことが出来るようになります。また適切な脱力が出来ることで、楽器本来の高い音の響きを感じられるようになります。
●外国人のような音が出せるようになる
リズム感が変わると、身体操作の方法が根本的に変わります。これまで日本人的な感覚で弾いていた楽器の音色が、根本的なカラダの使い方が変わる事で全く別の音へと変化します。ジャパニーズイングリッシュがネイティブの英語に変わるような感覚です。これは指先のテクニックが変わる事ではなく、カラダ全体の使い方が変わった事による結果なのです。楽器の演奏の根本的な土台を変える事で、どのレベルの方でも変化を実感出来ると思います。
●楽にピアノが弾けるようになる(故障や痛みが減る)
アップビート主体のカラダの動かし方が出来るようになれば、無理のない自然な動きで演奏する事が出来るようになるため、今までより楽にピアノが弾けるようになります。また、ピアノを弾く事による痛みの悩みが劇的に改善します。
ダウンビート主体のカラダの動かし方のまま楽器を練習し続ける事による弊害は、上達が遠のくだけでなく故障が起きる事です。欧米人の感覚で作られた楽器はそもそも日本人の身体感覚で弾くようには作られておらず、感覚的に理解出来ない動きを無理に行う事で、筋肉に故障が起こります。腱鞘炎、肩こり、腰痛、頭痛など、カラダの故障は日常生活の様々な面においても悪影響を与えます。
●効果的な練習が出来るようになる
リズム感覚を変える事によるメリットは、練習の効果・効率が向上する、という事です。外国人のリズムを理解しないまま外国の楽器や音楽を学習しようという事は、日本語が出来ない外国人が、日本の歌や踊りを学ぶ事と同じくらい難しい事なのです。
音源だけを頼りに外国人的なリズム感覚・身体感覚を身につけるには、相当なカンやセンスが必要でしょう。
逆に言えば、リズム感覚さえ外国人と同じようになっておけば、楽器を演奏する為のカラダの動きが最初から整った状態である、という事です。鳴らしたい音とリズム感、カラダの動かし方、全てが統一されているので、ストレスなく長い時間の練習も可能になります。
●メンタルが変わる
内向的な性格の人が多い・周囲と同調する、という日本人の国民性は、実は言語とそれに伴うカラダの使い方の影響によるものです。
現代日本人のカラダは、肩こりが国民病とも言われるほど常にガチガチの緊張状態にあります。動物は本能的に危険を察知すると緊張し、安心を感じるとリラックスするように出来ています。常に緊張状態のカラダというのは危険を察知し続けている状態であり、不安感を抱える要因の一つになっています。
日本人と欧米人では歩き方、振る舞い、声の大きさ、などの目に見えるカラダの動きだけでなく、根本的なマインドも違うのです。リズム感が変わるとマインドも変わっていきます。
●語学も上達する!
リズム感覚が変わると語学のスキルも向上します。特に変わるのがリスニングとスピーキングの能力です。日本人が外国語を聴けない、話せない、一番の理由は、日本語のダウンビートリズム感覚のまま、聴こう、話そうとしているからなのです。
欧米では複数の言語を当たり前のように話す人がたくさんいますが、それはベースとなっているアップビートの言語のリズム感覚がそれぞれの国で共通しているから可能なのです。
まずは日本語のような英語(ジャパニーズイングリッシュ)ではなく、英語のような日本語(「コンニィチヮ!」)の発音と感覚を意識するのが良いのではないでしょうか。
私自身、日本のナイトクラブで9年間、外国人バンドの一員として演奏のお仕事を毎晩していましたが、アメリカ人のメンバーの英語を最初は全く聴き取る事が出来ず、会話をする事が出来ませんでした。外国人のようなリズム感覚を意識しながら聴く、話す、という事を繰り返していくうちに、自然と英会話のスキルが身についていきました。
